あの日

 『あの日』(小保方晴子、講談社、2016年1月)読書日記 第7弾です。

 今回は、世の女性がたにとって気になる話題。もしあなたの大切なパートナーの男性が小保方晴子さんの「隠れファン」だったらどうしたら?という話題です。
 でもこの記事は、多くの男性読者の方をご機嫌ななめにさせてしまうかもしれないですね。結構、リアルの会話でも「あっ、地雷を踏んだ」とヒヤヒヤするところです。ホンマホンマ。

 しかし、「1位マネジャー輩出講師」のわたし正田としましては、マネジメントの作業につきものの現象として、あえてこの問題を取り上げたいと思います。女性管理職を含む賢い女性読者の皆様、どうか応援してくださいね!

 今回の骨子です

●「整形疑惑説」に逆ギレする男子は要注意!
●理系もしくは論理性男子は女性の「見た目」に弱い
●「惑わされている」男子は数字と画像で説得しよう



 それではまいりたいと思います―。

●「整形疑惑説」に逆ギレする男子は要注意!


 女性のみなさん。
男性って「感情認識」が下手じゃないですか!?EQ(感情知性)を構成する、「感情認識」「感情活用」のうちの基本、「感情認識」のところができないので、男性というものはわれわれ女性からみると、ときに非常に理不尽、非論理的なことをします。

 ここはよく誤解されるところですね。とくに論理性に自信のある男性は、「論理性こそがすべてに優ってすばらしいもので、それに比べると感情というものは女・子供の幼稚なものだ、レベルの低いものだ」と思っておられることが多いです。しかしそうした男性が、「感情」がわからないために、傍からみると実におかしな決断をし行動をとってしまう、ということがよくあります。

 結局、論理的というか合理的な決断というのは、論理だけじゃなく感情も加味しないといけない。あるいは、「自分がどんな感情に囚われているか」を自覚して、そこからの影響を最小限にしないといけない。男性諸氏にも、「感情認識」のトレーニングをしていただきたいところです。

 さて、脱線してしまいましたが「小保方晴子さん」がらみで、また読者の方からおもしろい話を伺いました。
 
 この内容をざっくり言いますと、ある男性が

●小保方晴子さんの「美容整形」に関する話題をいやがる
●同じ人が、STAP騒動について論評したとき、小保方さんの研究不正への関与度を低く見積もったり、罪の種類を軽く(単純ミスのように)評価してしまう(注:本当は、かなり悪質な不正で、単純ミスではない)


という傾向が繰り返し現れた、ということです。

 これ、意味おわかりになりますか?
 もう少し詳しく、この人のお話をご紹介したいと思います。
 あるコミュニティFM放送局に参画する女性の話です。

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 私の放送局で、ベストセラーとなっている小保方さんの『あの日』を番組で取り上げよう、ということになりました。
 その企画会議と、合間の雑談の席のこと。
 同僚の30代の男性(独身)の前で、わたしが「小保方晴子さんは整形してるよね」という意味のことを複数回言いました。するとその都度、その男性は
「あなたは非論理的だ」
「女性は論理性が低いという自分の欠点を自覚してしゃべらなければならない(!)」
と、私を非難したのでした。
 彼は、数学科を出てふだんから「論理的」と自認する人なんです。EQは低めだと思います(幸い、私の彼とかではありません)
 今回は、
「整形を話題にする=非論理的だ、感情的だ」
この決めつけが、なんだかよくわからずモヤモヤしてしまいました。

 ところがその彼が、企画会議で「研究不正」について番組でどう触れようか、という話になったときに、妙に、小保方さんの関与度を低く言ったり、「不正」の悪質度を軽く言ったりするのです。
「小保方氏の役割は、不正に前のめりになっていた日米の他の学者たちの『つなぎ役』だよね」
「論文にほかの論文からの画像を転用したりコピペをする『瑕疵』があったことは確かだよね」
(ちなみにこの彼は、「瑕疵」っていう言葉をよく使います。頭が良さそうにみえるんですカネ・・・)

「ちょっと待って。この研究不正の件、どうみても小保方晴子さんが自分で捏造もコピペもして、小保方さんが主犯よ。というかひょっとしたら単独犯よ。つなぎ役なんて小さい役割じゃないわよ。
 それに、この件は画像の転用とかコピペといった、『ミス』の問題じゃないの。そもそもできもしないものをできたと言ったり、やってもいない実験をやったことにしたらしいことが問題で、研究不正としてはかなり悪質な不正なのよ。」
 私は、ネット検索してそこそこの知識を得ていましたので、こう言い返しました。だって、リスナーの方に間違った情報を届けてはいけないでしょう?

 すると30代男性の彼はまた、
「だから女性は感情的だ!!社会を知らない!」
と、荒れくるって、議論にならないのです。あとは私に対して暴言のかずかず。
 どう思います?こういうのって。

 あとで、同じ会議にいたうちの放送局のチーフディレクター(女性)とご飯食べにいったんですけど、チーフ曰く、
「あの子(30代男性)どうみても小保方晴子さんに惚れてるわよね。だから『小保方さん整形疑惑』の話をするのもイヤがるし、無意識に小保方さんの不正への関与度を下げて、彼女の罪が軽いことにしちゃってるのよ。
 そういうのは、小保方晴子さんが実力もないのに彼女に騙された学者たちと一緒なんじゃないかなあ。自分が小保方さんを『すきだ』ということに気がついてなくて、無意識に評価にゲタをはかせちゃってるのよ」

 結局、チーフの判断で、彼はこの企画から外れてもらいました。

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 いかがでしょうか。
 「小保方さん整形疑惑」これ、初めてきいたという方もいらっしゃいますか?
 でも女性の方々はすぐ気がつかれると思いますねー。

 えーとこのブログでは、小保方さんの画像を掲載したりはいたしません。もし強いご興味のある読者の方は、小保方さんの小学校時代、高校時代、大学時代の写真をネットでご覧になってみてください。で、「間違い探しクイズ」の感覚でみていただくと・・・、そんなことを言うわたしは意地悪な女なんでしょうか。
でも小保方晴子さんのキャラクターをより正確に理解するためには、知っておいても良いことですね。


●「理系男子」「論理性男子」は女性の「見た目」に弱い


 ちなみに小保方さんは、あの栄誉あるSTAP細胞論文のNature掲載の発表の直後、出身学校への取材が殺到したので、自ら出身校に電話して「取材に応じないでください」と頼んだ、ということが『あの日』に載っています(p.140)。こういう、出身校に取材に応じないようにわざわざ頼む、ということも珍しい気がしますけどねー。いろいろと憶測はできますけれども、とりわけ「写真」が流出するのは困ったのではないかと。しかし現実には流出してしまいました。みると一目瞭然です。

 でもねー、この話題をイヤがる方はすごくイヤがられるんです。とくに男性はそうですね。
 この話題すなわち「小保方さん整形疑惑」がなぜそんなにイヤなのでしょうか。

 あくまでわたしの想像なんですが、その男性方にとっては、「小保方さん」とは、あの2014年4月9日の会見の時のお顔の方なのです。
 清楚で、ほっそりしたお顔、今にも泣きだしそうに少しうるんだ、きれいな二重瞼にふちどられた目、長い長いくるんとしたまつげに中央部分がふっくらした小さな唇、毛先を巻いたロングヘア。そして理系の研究職という、ちょっと謎めいた知的なイメージの職種ということも、ドキドキワクワクする要素です。

 まああんまり細かく言いませんが。女性の方々はこれらのディテールにはどんなテクニック、あるいはマジックが入っているか、よーくご存知と思います。でも男性は悲しいかなご存知ないんです。そして、ひとつひとつのパーツが、男性諸氏にとっては心乱れるカタチをしているのです。

 一般に男性は女性に比べて「視覚優位」の方が多いと思いますねー。もちろん聴覚体感覚優位の方もいらっしゃいますが、視覚優位の方の分布は女性に比べて多いと思います。大昔狩猟をする性だったですからね。すると男性にとってある人を知る手掛かりは「見た目」の比重が大きいんです。とくに、理系の男性は「視覚優位」の傾向が強いと思います。

 そしてまた、男性とくに理系というか、「論理性」を自認する男性というのは、「感情認識力」が低い傾向にあります。まれに、論理性も感情認識力も両方高い方もお見かけしますが、出現頻度は低いです。感情認識力が低いというのは、要は自分は小保方晴子さんに「惚れてる」ということを「認められない」ということです。

 自分が「惚れてる」って自覚できないまま、「私にはこんなにすごい実績があって、今こんなすごい研究をしてるんです」という、とっても自信と責任感たっぷり(な感じ)に話す可愛い女の子を目の前にしたら・・・、
 わけもなく、気持ちが高揚する。感動した気分になる。
 その勢い余って、彼女に学位を与えちゃうかもしれないですねえ。地位を与えちゃうかもしれないですねえ。

 要は、「惚れてる」を自覚できない男性は、小保方晴子さんへの評価を間違えて高めにつけてしまう可能性があるんです。そして、自分のそういう「評価間違い」にいつまでも気づくことができません。だって原因がわかってないんですから。

 もうひとつは、ちょっと「びろう」な話題ですが「論理的な男性は性欲が強い可能性が高い」。ご指摘しておいてもいいかと思います。経験的に、彼らのテストステロン値は高めです(だから攻撃性もわりと高いです)。アスペルガー症候群ほか自閉症スペクトラム障害は、「超男性脳」といわれますね。論理脳がすごく発達していて、感情脳が未熟なんです。その分反発心とかの幼児的な感情が強く出やすいんですが、、、感情脳が未熟というのは、感情がないということではなくて感情とか衝動は湧く。でもそれを自覚できないです。

 英雄色を好む?さあ、関係あるんでしょうか・・・

 まとめますと、論理的な男性というのは、大まかな傾向として、

●異性への関心はけっこう高い
●感情認識力が低く、異性に恋愛感情をもったときにそれを自覚できにくい
●視覚情報への依存度が高く、見た目に左右されやすい

 ほらね、あぶないあぶない。
 そして、そういう愛すべき「論理的な男性」を攻略するのに、見た目を「盛る」のが一番効果的だ、と気がついたのが、われらがヒロイン小保方晴子さんだ、というわけです。
 おわかりでしょうか?

 上に挙げた「論理的男性の傾向」、もちろんいずれも個体差があり、論理的な男性がみんなみんなそうだ、というわけではありません。でも皆さんお気をつけになったほうがいいと思うんですよネ。気をつけていれば、騙される確率が下がります。あ、「確率」なんて言っちゃった、論理的男性向けに。


●「惑わされている」男子は画像と数字で説得しよう


 さて、ここまできました。
 
 現実問題として、ではどうすればいいでしょうか。


 たとえば、読者のあなたの彼氏が小保方ファンだった場合には。
 一般に、「小保方晴子さん」に心動いた男性は、それを他人に指摘されると怒りだして、とりつく島もなくなります。まあ既婚者の方もいらっしゃいますからね・・・
 
 そして、現実の職場でも、小保方さん本人ではない「小保方さん型女性」がいらして、周囲の男性の心を惑わしていらっしゃるようです。また職場の中の評価や序列をかき乱していらっしゃるようです。わたしはコンサルタントとしてこの2年ほどの間に、なんどかそうした話題をききました。

 「枕営業」があったかなかったか、そのへんは置いといて、仮になくても、評価が左右される。こういう現象は確かにあるようです。先ほどのFM局のお話のように。


 まずは、「彼は隠れ小保方ファンじゃないかしら?」ご心配になった場合には。
 試しに、「整形疑惑」をふってみましょう。
 あなた自身の言葉でなくていいんですよ。このブログで読んだと言って、かるく水を向けてみましょう。
 そこで、
「くだらんことを言う奴がいるな!だからマスコミの小保方バッシングは!」
などと「感情的」な反応が返ってきたら・・・、
 大いに、怪しいですね。

「自分は惑わされている」
 このことに自覚していただくには、どうしたらいいんでしょうか。
 惑わされているご本人、意地でも認めないですからねぇ。

 めっちゃ乱暴ですが、「自分は小保方さんに惚れてなんかいない!!」と主張する男性は、ウソ発見器みたいなのに座っていただいて、そこで2014年4月小保方会見の動画をみてもらって、そのときの呼吸、脈拍、発汗、血圧、脳波、脳血流、性ホルモン分泌などを計測してもらったらいいんじゃないかと思います。さあどう出るかな。数字で話すことが好きな男性なんかは、数字で出ると納得してもらえるかもしれません。
 おうちで行うなら、脈拍、体温、血圧、このあたりを失礼して、ゲーム感覚でみさせていただくといいかもしれないですね。

 あとは、もし小保方ファン男子がマネジャーとして、だれかをいざ評価するときには、やっぱり脳波とか脳血流、性ホルモン値をモニターした状態で、自分が完全に冷静に、いい判断ができる状態を作ってからするとかね。

 えっ、そんな手間ひまかけられないって?じゃあ、その人にこのブログ記事を読ませましょう(笑) 
 あと本人さんの画像を2〜3持ってきて、「間違いさがしクイズ」をしてみるのもいいかもしれません。
 それと、くどいようですが「行動承認」。言っていることでなく行動でその人を評価する。マネジャーの基本中の基本の心得として、忘れないようにしてくださいね。


 老婆心としては、ぶっちゃけ
「小保方さんに惑わされるような男とくっついていてもしかたないよ」
とご忠告申し上げたい気もします。シンデレラの王子と一緒でね、あのカップルもくっついた後すぐ「ぐちゃぐちゃ」になる、というストーリーがミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」ですが(ネタバレ)、女性の容姿にコロッと騙される男とくっついていても未来はない。洋の東西を問わず一緒です。

 しかし、やっぱり女性としては、生活設計上そんな男ともくっついとかないといけない場合もありますよね。
 その場合は、あなたも小保方さんにならって容姿を「盛って」みましょう・・・。


 実はこの関連で「最近の女性学者や女医は妙にキレイなのが多くねえか?」という疑惑もあるにはあるんですが。今年1月にもこのブログで、ある「美人教育経済学者」の書いたベストセラー本がいかに無価値で、にもかかわらず功成り名遂げた男性経済学者たちが絶賛しているという現象をとりあげました。その学者たちこのブログをみんなが読んだらはずかしくねえか?とも思いますが、まあそれもおいおい・・・。


これまでの記事:
●社会人のための「小保方手記」解読講座(1)―印象的な”ツカミ”のエピソードはこう読め!Vol.1
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51935543.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(2)―印象的な”ツカミ”のエピソードはこう読め!Vol.2
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51935599.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(3)―1位マネジャー製造講師・正田が読む・晴子さんのプロファイリングはVol.1
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51935610.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(4)―正田が読む・晴子さんのプロファイリングVol.2 小保方さんの生育環境は
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51935705.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(5)―プロファイリングVol.3 多彩な感情表現は人を被害者的にする!心理学セミナー、カウンセリングの副作用のお話
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51935878.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(6)―「私の会社でも」読者からのお便り
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51936058.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(7)―“惑わされる”理系男子:女性必見!もしもあなたの彼が「隠れ小保方ファン」だったら
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●社会人のための「小保方手記」解読講座(8)―「キラキラ女子」の栄光と転落、「朝ドラヒロイン」が裁かれる日
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●社会人のための「小保方手記」解読講座(9)―「STAP細胞はあります!」は本当か?Amazonレビュアーが読み解くプロジェクトの破綻
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●社会人のための『小保方手記』解読講座(10 )―再度「STAP細胞はありません」―「ウソ」と真実・ネット世界と現実世界のギャップ、社会人の分断リスク
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51936986.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(11)― 騙されないためのケーススタディー:小保方晴子さんが使った「ヒューリスティック(自動思考・錯覚)」の罠
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51937126.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(12)情けないぞおじさんたち!!「ええかっこしい上司」「放置プレイ上司」そして「欲得・不正系上司」(前編)
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51937436.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(13)情けないぞおじさんたち!!「ええかっこしい上司」「放置プレイ上司」そして「欲得・不正系上司」(後編)
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51937542.html

●社会人のための「小保方手記」解読講座(14)(最終) まとめ:あなたの会社から「モンスター」を出さないために―女性活躍、発達凸凹対応、そして改めて「行動承認」
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51937655.html


●エイプリルフール特別企画・シリーズ番外編:社会人のための「小保方情報」解読講座
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51937719.html