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 ・・・……<<<エウダイモニア通信>>>……・・・
発行日 2017.1.10                 
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 ※「エウダイモニア」は「幸福」、また「栄える」という意味のギリシア語
です。
 「業績1位」の山を築いてきた承認マネジメントの研修講師・正田佐与が、
経済的繁栄を含めたわたしたちの「幸せ」についてご一緒に考えるメルマガ
です。
 
※このメールは、正田が過去にお名刺を交換させていただいた方、イベントや
セミナーに  ご来場いただいた方にお送りしています。
ご不要の方は、お手数ですがメール末尾にありますURLより解除ください。

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 ┃本日の話題 ☆☆☆☆☆
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【1】 「AI先生」と「ロボット上司」

【2】 ふたつの「1位」に思い複雑

【3】 連載「ユリーの星に願いを」第9回 「牡丹に思う」

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【1】 「AI先生」と「ロボット上司」

 読者の皆様、あけましておめでとうございます。しばらくこのメルマガの
発行を休止しておりましたところ、思いもかけず読者の皆様よりお年賀状等で
「良い内容を書いてくださっていたのに、最近見られず寂しい。ぜひ再開して
ほしい」と温かいお言葉をいただきました。大変、嬉しゅうございました。
 お言葉に甘え、改めて皆様にご挨拶させていただきます。本年も何卒よろし
くお願いいたします。

 昨2016年は、電通の新入社員の自殺という痛ましい事件から、かつてなく
「働き方」に注目が集まった年でした。
 読者の皆様も、「働き方」に関して今年は何らかの施策をお考えになる方も
多いのではと思います。
 さて、そんな中、昨日1月9日のNHK「ニュースウォッチ9」では、「AI先生」
についての特集がありました。

>>http://www9.nhk.or.jp/nw9/ 

(本日時点ではまだサイトに載っていないようです。数日経ってからクリック
してみてください)

 ある学習塾では「AI先生」による学習指導を全面的に導入。生徒にインタビ
ューすると、「AI先生」のほうが「リアル先生」より教え方が上手で好評、と
いう。生徒がどこでつまづいたかを一瞬で細かく分析し、その弱点を強化できる
ような問題を膨大なデータベースからいくつも出してくれる。それにより生徒の
問題を解く力がめきめき向上するそうです。
 では人間の先生の存在意義はなんなのか?というと、、、
とくに学校でこの「AI先生」を導入して学習指導を完全に「お任せ」した場合、
リアル先生の役割は、いわば「ファシリテーター」となります。生徒が友だ
ちと連携しながら考え、アイデアを出し、取り組むようサポートするというも
のです。

 いよいよ、「AI先生」の登場が現実的に。それでは、「マネジャー」「管理職」
の役割はどうなるでしょうか?
 これについての考察も実は既に出ていました。

●「ロボットの上司」は人間に優るか?―ハーバード・ビジネス・レビュー
>>https://at-jinji.jp/blog/5692/

 これによると、「ロボット上司」のメリットとしては
・衝突が避けられる・より客観的なフィードバック・合理的な意思決定ができ

などがあります。一方考えられるデメリットとしては
・ロボットもミスを犯す(具体的には、現状追認的になり差別をするなど)
・これまでの常識にない発想はできない
・人の管理につきものの不測の事態に対応できない
もう1つ大きな要素として、
・人はロボットより同じ人間に評価されたり感謝されたい
ことを挙げています。

 さて、「行動承認」を既に取り入れ実践されている皆様は、これらの考察
には「納得」いただけましたでしょうか?

 ちなみに、まったく偶然これに関連するようなお話ですが、年頭に
「ブログ読者の皆様にお年玉」として、なぜ「行動承認」の世界のマネジャー
は聡明なのか?という話題を掲載しました。
 連休明け、ひときわお忙しく過ごされていることと思います。お時間のある
ときにご覧ください:

●ブログ読者の皆様にお年玉 あなたがたはなぜこんなに聡明なのか
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51951145.html

●ブログ読者の皆様にお年玉(2)OSとアプリ、「無罪判決」とマネジャーの
「寛容」、ダイバーシティ―の思考法について(試論)
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51951308.html

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【2】ふたつの「1位」に思い複雑

 わたくしが長らく「お休み」していたため、2016年は「1位マネジャー」を
とうとう作ることができませんでした。
 ただ、お休み中にひっそりと作られた「1位」がありました。自慢できること
なのかどうかわかりません。

 拙ブログ「正田佐与の愛するこの世界」がふたつの分野の「批判」でGoogle
検索1位を獲得していました。
 その二つとは…、
「アドラー心理学」と「学力の経済学」。
 これらを「アドラー心理学+批判」「学力の経済学+批判」でGoogle検索して
いただくと、トップページの最上位に拙ブログからそれぞれ2つの記事が
ランクされるようになっています。ご興味のある方はぜひ、やってみてください。

 特別な操作をしたわけではなく、Googleは「コンテンツの良さ」「被リンク数」
で検索結果を決めているそうですので、拙ブログ記事の信頼性、正確性などが
Googleに評価していただいた結果、と考えてよいと思います。

 年明けになってとりわけ自治体・教委のドメインから「学力の経済学」の批
判記事にアクセスが多いのは、『「学力」の経済学』という本に書いてあるこ
とを政策導入すべきか否か?真剣に迷われている方がアクセスされているので
は、と推測しています。

 一昨年末ごろから、世間のベストセラーの中に非常に人間性にとって有害な内
容があることに気づき、心ならずも「批判」に力を入れるようになりました。
 「批判」をすると、人格が狭量にみえ、敬遠されやすくなります。しかし、明
らかに人の体やこころを害するものを放置しておくことはできません。それは、
たまたまその「有害性」が見えるポジションにいたものの義務、「ノブレス・
オブリージュ」だと思っています。
 決してだれかを貶めて自分の優位性を誇りたいという意図はありませんので、
今年はできればこうした「批判」の仕事をしないで済むよう願います。
 出版社さんも、どうか人の体や心をむしばむ本を使ってヒットを作るよう
なことは自重していただきますように…。

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【3】連載・「ユリーの星に願いを」第10回「任せられないマネジャー」
By ユリー
 ユリー:マーケティングコンサルタント。人と組織のメカニズムに高い関心
を持つ仏教学習者。40代女性。
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 こんにちは、ユリーです。読者の皆様、あけましておめでとうございます。

 先日、知人のある中小企業の経営幹部から「課長が部下を使いこなせず、
自分で仕事を抱え込んでしまう、結果的に容量オーバーをおこし、経営改善
のための新規プロジェクトが計画通りに進まず困っている。」という話を聞き
ました。この手の話は、あちこちで聞く話なので、読者のみなさまにも、
同じような経験をなさっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 組織のマネジャーである以上、組織として掲げた目標と計画達成の責任が
あります。しかし、優秀なプレーヤーだった頃と同じ働き方や目線では、マ
ネジャーに求められる成果をあげることは難しいということを知らないま
まマネージャー職に就いてしまう人がいます。また、頭ではそのことを理解し
ていても、実際の行動が伴わないということもあります。いずれの場合のマネ
ジャーも、期待に応える成果を上げることは困難です。

 さて、こういうケースでは経営者はどういう対策を打つべきなのでしょう。
読者のみなさまはどうお考えになりますか?

 もちろん「行動承認」の実践はとても有効です。確実にマネジメント
スキルを向上させることができるので、該当のマネジャーには正田先生の研修
を受けていただきたいところです。

 私の個人的な経験に照らして考えると、話題になった課長はルーチン業務に
は長けているが、プロジェクト業務には不慣れで、両方を平行して進めること
に混乱していると思えます。ルーチン業務は繰り返し業務ゆえ、タスク分解、
スケジューリング、リソースの割当など、前例に従うことで成立します。一方、
プロジェクト業務はそれぞれに納期があり、タスク分解もスケジュールリング
もリソースの割当も、マネージャーが立案せねばなりません。また、予算管理
や予算策定のためには財務知識も必要ですし、それらを現場に落とし込むため
には、事業ドメインに応じた業務レベルの擦り合わせをせねばなりません。マ
ネジャーとして成果を出すために必要な知識やスキルは、プレーヤー時代と比較
すると桁違いに増えるのです。こう考えると、この課長を課長職に登用する際の
能力の見極めが少々甘かったのではないかという気がします。「部下を使いこなせ
ない課長」を嘆いている経営幹部こそが、彼を課長職に登用した当事者であった
ことを思うと、問題の根は課長だけにあるのではなく、人事制度全般の問題では
ないかというところに行きつきます。この考えを知人に率直に伝えたところ、「自
分もそこが問題の根幹だと気がついた。」とお話してくださいました。

 中小企業で大企業のような人事制度などと言っていられるか!という経営者の
本音も十分すぎるほど理解できます。しかし急がば回れ。管理職の人事が機能し
ないとしたら、職務分掌、組織デザイン、人事制度や人事考課など会社の土壌の
見直しが必要なサイン。天候をコントロールすることは不可能でも、咲かせたい
花にふさわしい土壌は自ら整えることは自力で取り組めることではないでしょうか。

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 ┃今日の一筆箋  
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 「トヨタ、米国で今後5年間に1兆円以上の投資計画」というニュースが
今朝飛び込んできました。オトナの対応が必要、しかし事の種類によっては
…またまた複雑な気持ちになる昨今です。
 皆様にとって素晴らしい1年になりますよう、お祈り申し上げます。

┌─<<現役マネージャー必読!>>──────────────────>
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 発行者 正田佐与承認マネジメント事務所代表 正田 佐与

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