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 ・・・……<<<エウダイモニア通信>>>……・・・
発行日 2017.3.22                 
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 ※「エウダイモニア」は「幸福」、また「栄える」という意味のギリシア語
です。
 「業績1位」の山を築いてきた承認マネジメントの研修講師・正田佐与が、
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です。
 
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 ┃本日の話題 ☆☆☆☆☆
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【1】 世界幸福度報告書が教えてくれるもの:幸福と不幸のカギは

【2】 「アドラー心理学批判、楽しみにしています」

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【1】世界幸福度報告書が教えてくれるもの:幸福と不幸のカギは

 3月20日の「世界幸福デー」に国連が発表した「世界幸福度報告書2017」では、調査対象155か国中ノルウェーが1位に、そしてわが国は51位となりました。G7加盟国(※注)では最下位でした。
 このWEBページを少し詳しくみてみました。
>>http://worldhappiness.report/
 ノルウェー、デンマーク、アイスランド、スイスの上位4か国は福祉、自由、寛容さ、正直さ、健康、収入、良い統治の6つの指標でいずれも高得点でした。わが国は、「選択の自由」と「寛容さ」の2つが低かったということです。
 またわが国は昨年の53位と比べるとやや順位を上げました。ただし、報道されませんでしたが、10年前と比べると大幅に幸福度が下がっています。2005―07年までの幸福度と14年―16年の各国の幸福度を比較したところ、日本の幸福度の伸びはマイナス。―0.447で調査対象126か国中、106位でした。
 幸福あるいは不幸を決めるキーファクターは先進国では「精神の健康」でした(途上国では「収入」のほうが上位になっています)。
 報告書は、「鬱と不安障害を減らすだけで、不幸を減らすことができる。これはもっともコストの低い幸福増進法だ」と提言しています。
 子どもさんの幸福に関しては、「学歴」よりも子ども時代の「感情の健康」「行動」が、大人になってから満足度の高い人生を送れるようです。そして、子どもさんの「感情の健康」と「行動」を左右する要素は、「お母さんのこころの健康」と「学校」でした。
 また、「仕事の幸福」では、やはり「失業」は人生の満足度を大きく低下させる要因でした。またマニュアル労働では全般的に幸福感が低いこと、給与以外にワークライフバランス、自治、多様性、仕事が確保されていること、ソーシャルキャピタル、健康や安全のリスクなどが幸福感を左右することなどを指摘しました。
 働く人の幸福感が高ければ生産性も向上し業績向上が見込まれます。改めてそのことを認識させられる報告書でした。

※注 メルマガでは「OECD加盟国」としていましたが、これは「G7」の誤りでした。こちらでは修正しました。お詫びして訂正いたします。

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【2】「アドラー心理学批判、楽しみにしています」

 3連休の間、マネジャーの知人から急にお電話がありました。
「社内がギスギスしています。社長がアドラー心理学に傾倒して『嫌われる勇気』ほかを読んでいるんです。社員同士互いに意思疎通がなく、情報共有がされません。業績は低下しています」
 この知人は久しぶりに『嫌われる勇気』を読んでみたところ、気分がわるくなってしまったということでした。知人は鬱歴があり、再発してしまった可能性もあるとのことです。
「最近アドラー批判をされてないですね。どんどんしてください。楽しみにしています。私だけではないと思います」
 さて、どのぐらいこのような方がいらっしゃるのでしょうか。
 私は3年前『嫌われる勇気』をひと目みたとき、「これでは職場は上手く回らないだろう。みなさん、すぐそのことに気がつかれるだろう」と思いました。それが翌年には韓国、台湾、中国と発売され、いまやアジア全体で400万部のメガヒットになってしまいました。
 日本発でこんなグロテスクな本を産みだしたこと、今もヒットの数字をたのみになんら正当性のないものをはびこらせていることに、悲しみと無力感をおぼえます。
 『嫌われる勇気』に関する最新の批判記事はこちらです

●オールオアナッシングか、非断定口調か――『嫌われる勇気』『認められたい』『行動承認』を検証してみた
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51953894.html 

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 ┃今日の一筆箋  
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 前回3月13日発行号では、うっかり冒頭に記載する発行日を「2月27日」としてお送りしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。

※今号の「ユリーの星に願いを」はお休みです。

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