正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

カテゴリ:東日本大震災 > 東北・太平洋沿岸地震

 ブログ読者の皆様、おはようございます。


 地震・津波、そして原発事故の無残な爪痕を残したまま、仕事の朝がはじまりました。


 避難所に避難している人が38万人。


 無事だった私たちは、今目の前のことにベストを尽くしましょう。「経済活動」が、何よりの貢献になるかもしれないのです。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 日曜昼の高校生の娘たちとの会話。


B子(二女):「今回の政府の対応は遅かったよね。福島第一原発で爆発が起きたのがきのう午後3時ごろだったのに、原因や危険性の発表はその5時間も後だったって、新聞に書いてあった」




私:「そうか?さほど心配する必要のない爆発だった、という内容を発表するために、何人もの専門家の意見を聞いてからしてると思うよ。むしろそういうことほど簡単には発表できないよ」




A子(長女):「最初から心配ない、って言ったら、みんな甘く見て避難してくれないやん。まずはとにかく避難して、万一のことがあったら危ないから、っていうメッセージを伝えるのが先なんちがう?


きのう民放のニュースをみていたら、女性アナがずうっと政府批判をしていて、原発の安全基準の『そもそも論』みたいなことを言って、解説者みたいな立場の専門家にそのたびに『今それを言っても仕方ありません』って言われてた。マスコミのそういうところが、嫌」




私:「過去のいろんな災害との比較で言うと、阪神淡路大震災のとき当時の村山富市首相が初動が遅かったっていってものすごく責められたんやんか。ほかの政治課題を優先しててな。首相が現地入りしたのが発生から4,5日後やったと思うよ。

それから去年の宮崎の口蹄疫問題のときは、当時の農水相が、端緒の情報が入ってたのにキューバへ視察旅行に行ってしまって何日も帰ってこなかったやろ。


それに比べると菅さんは発生翌日にヘリで現地にとんでるし、ここまでの対応も大はずしはしてないと思うよ。色々不満はあっても、過去の反省の上にたって今のことをやってるんだよ」



 実は、菅さんの記者会見、枝野官房長官の会見、それぞれ見ていて、いささか不謹慎なようですがつい最近観たばかりの「英国王のスピーチ」と重ねながら、非常時のリーダーの談話のあるべき姿、について思いをめぐらしていた私。


 両者(菅さん、枝野さん)ともここまで、実を言うとわるくない、と思っています。

 
 事の重さ、当事者の痛み、に配慮した言葉づかい、内容、口調、表情で、事実認識と未来への決意について語っていると思います。


 菅さんはとくに、ふだんの他者批判、怒りっぽさ、狭量さ、などをしっかり封印している気がする。―このひとはおそらく「回復志向」が強く、野党的スタンスに強みをもつ人だったんだろうけど―(⇒下の追記参照)



 こういうことは、今本当につらい思いをされている被災者のかたにとっては神経をいらだたせるだけかもしれないので、小さい声で言います…



追記:これは3月13日(日)お昼まで時点の記事でしたが、その後15日読売朝刊およびこちらの産経の記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000617-san-pol をみると、舞台裏では担当者を怒鳴りまくるわ、自分が会見で話すと言って発表を遅らせるわ、と散々のよう。やはりかなりパフォーマンスを意識していたのだ。表面しか見ていなかったと反省。自分の反省材料にするために、この記事は削除せず残しておきます。当事者をわるくいうのは、本当はすきじゃないんだけど。枝野さんはよく頑張ってると思う。





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 東北・太平洋沿岸大震災の被害の模様に、ただ言葉を失うばかりです。


 被災された方々、大切な人を亡くされた方の無念さはいかばかりか。


 燃え盛る街や車、ガスタンク、玩具のように波のもくずとなる車と建物、そして「集落が丸々さらわれた」という信じられない言葉。



 そして今、関西にいるわたしたちに何ができるのでしょうか。



 前の記事で取り上げた「日本災害救援ボランティアネットワーク」
のブログでは、


http://www.nvnad.or.jp/top.htmlからリンク


 現在は人命救助が最優先でありすぐに現地にボランティアを派遣できる状況にはないこと、情報収集と計画立案のための時間が要ること、

 物資よりも募金が最優先であること、


 救援物資としてはご飯、パン、簡易トイレ、トイレットペーパー、被災建物を覆うブルーシートなどが必要なこと、


 がつづられています。


 
 正直な気持ちとしては、すぐに現地に飛び立って何かしたいのはやまやまなのですが、おそらく足手まといになるだけであろうと考えると、ノウハウの蓄積のある信頼できる団体に募金し、現地に直接届けてもらうのか活動資金に充てるのかはさておき、デリバリーをしてもらうのがよいのだろうと思うのです。


 ほかのことでもそうですが「選択と集中」は大事なことだと思う。


 各自が思い思いのことをやってものごとがよくなるわけではない。



 また、Twitterでも「救援物資」という語をツイートすると反応が大きいのですが、現地が必要としている物資は、外側のわれわれ普通の民間人が送りたいと思うものとはずれている、むしろそれ専門のベンダーさんから送られたほうがいいものばかり。


 
 もどかしいですが、最善を尽くすとしたら、信頼できる団体や組織に任せ、そこに最大限の支援をするしかないのだと思います。


 たかが募金といえど、思いを乗せて。


 悲しみを支援に替えて。


※※※
 なおこのほかにできることとしては、「献血」があります。


 「献血」も有用ですが、血液成分の日持ちがせず、現地へ輸送できるようになるまでまだ日数がかかりそうなので、今しばらく様子を見たほうがよさそうです。12日現在、「日本赤十字」のサイトにはつながらなくなっています。


 



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp
 
 

 東北・太平洋沿岸地震と津波によってかつてない甚大な被害が起きました。ブログ読者の皆様、ご家族、ご友人、ご同僚はご無事でしょうか。皆様のご無事を祈っております。
 
 亡くなられた皆様に心よりご冥福をお祈りいたします。また、今救出を待っておられる皆様に、すみやかに救出の手が届きますように。救援物資を待っておられる皆様に、必要なものが届きますように。


 何ができるのか、もどかしく思う一方ですが、関西在住の人に今すぐできること:
 やはり、募金が一番です。信頼できる組織・団体にお金を寄託し、活動資金に充てていただくか、物資に替えてもらいましょう。



 避難所におられる方々、小学校の屋上に避難された方々など、どれほど寒いことでしょう。物資や義捐金が届くならー。


 今の時点でわかっているネット上の寄付サイトをご紹介します:


◆ジャパンプラットホーム
http://www.japanplatform.org


◆Yahoo!ボランティア
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html


◆Nifty WEB募金
http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/


◆AsMama救援金募集(Justgivingを利用)
http://justgiving.jp/c/1546


◆オルタナ基金
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110312-00000301-alterna-soci
義捐金とともにメッセージを被災地に届ける仕組みです


◆CANPAN 「民による民のための災害緊急支援基金」東北地方太平洋沖地震支援基金
http://canpan.info/open/news/0000006465/news_detail.html  特徴:クレジットカードで一口2000円で募金ができます。


◆特定非営利活動法人JEN 
http://www.jen-npo.org/contribute/form01_1.php


◆楽天銀行 義捐金受付口座
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/contribution/110313/


◆コープこうべ 郵便振替00920―9―103886  コープこうべ福祉ボランティア本部。通信欄に「東北地方太平洋沖地震」と記入。問い合わせは、コープこうべ生活文化・福祉部(078-412-2081)。


◆被災地NGO協働センター 郵便振替01180-6-68556 被災地NGO協働センター。通信欄に「野菜サポーター」(一口3000円)の場合は「野菜サポーター」、活動資金は「東北大地震」とそれぞれ記入。問い合わせは同センター(078-574-0701)


◆アジア・アフリカ環境協力センター(神戸市垂水区) 派遣スタッフの活動資金のほか、食料やカイロ、寝袋などの物資を募集。郵便振替(01190―6-15837 アセック)や瓜谷幸孝理事長(090-5663-4407)。


◆日本災害救援ボランティアネットワーク
(募金)http://www.nvnad.or.jp/top.html
(ボランティア受付)⇒上記リンクよりブログをクリックしてください



◆Googleがまとめた募金情報のページ
http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin



新しくわかり次第、追加していきます。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp




このページのトップヘ