芦屋の幼児教室「プティマミー」さんでお母様向けのコーチング講座。
初日なので「お子さんと向き合う技術」として、「強み」と「傾聴」を2時間、ワークを交えてお話ししました。
皆さんお子さん方をお教室に預けている合間の時間、大変熱心に楽しく学ばれ…、
意外と思われるかもしれませんが、私がお母様向けの「教える」しごとをするのはこれが初めてであります。
決して「子育ての成功者」と自分のことを思っていないのであります。
「皆さんのお子さんの年齢のころは、私は大人げないお恥ずかしい親子バトルばかりしていました。(注・今もそんなに大差ない気もしますが)
私もコーチングに出会ったのは下の子が年長さんのときだったんです。このタイミングで出会っておくと、いいですよ〜」
終了後は質疑も活発に出て、いい生徒さん方でした。
お声がけいただいたプティマミー代表の藤本さんに感謝。
家に帰ってたまたまつけたTVで「ほめる力」特集をやっていて、
そこではお母さん向けの「ほめ方」講座の模様が映っていました。体育館のようなところでお母さん方が地べたに座り、年配の女性の先生が立って、
「アナタ方が言われて嬉しかった言葉ってあるでしょ?」
言われてお母さん方が手元のシートに書いている。
みているとまた私のツッコミ癖がはじまり…、
私は「お母さん」って、子育てという社会の根幹をつくるたいせつな仕事をしている人だ、という「畏敬」の念をもっているから、
「タメ口」は利かない。たとえ自分のほうが年上でも、「ですます」体。
呼びかける言葉は、「お母さん方」「皆さん」。
子育て教室に来るお母さん方は、専業主婦なのかもしれないけれど、だからと言って社会人経験のないものを知らない少女、のように扱うのはどうかと思う。
昔は、お母さん方のことを「母親」とよぶ子育て専門家の医師や大学教授などがいた。
それって、お母さんの人格をまったく考えず、子どもを育てるための「道具」「手段」としてしかみていない、ということ。
今週号の「プレジデント」では、
「細木数子や勝間和代に教えられたい、という人が多いのは、日本人の大半はM体質だということ」
という心理学者の談話が載っていた。
リスペクトの連鎖をつくりたい。それは、ハラスメントの連鎖や「上から口調」の連鎖が容易につくられるのと比べると、むずかしいことではあるけれど。
親の心子知らずで、こちらの「リスペクトの連鎖」という意図に全然気づいてくれない受講生さんも多い。
(一方でハラスメントや「上から口調」は、ほとんど無意識のうちにうつり、連鎖をつくっている)
神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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