初の著書『認めるミドルが会社を変える』(カナリア書房)について。



 先日、西安への旅行から帰ってきた母が、心配して電話をかけてきた。


「今の時代は、イヤなことが一杯あるんだよ。商道徳にもとるようなことが当り前に起こるってよ。

 出版社から刷りあがった本が送ってくるまで、信用しちゃダメだよ」


 好意に感謝しつつ、「大丈夫、ちゃんとした出版社さんだから。変なところじゃないから」となだめた。


 先日本がうちに届いたとき、真っ先に母のもとへ7部、梱包して送ったのは言うまでもありません。親戚に配ると言ってましたから。



 それにしても、母の心配ももっともだ思う。無名の地味な著者の本。題材は既に手アカのついた感のある「コーチング」。果たして何部売れる可能性があるのか。



 母は恐らく、西安への団体旅行中に、一緒のツアー客から今の時代のさまざまな業界の「商道徳にもとる行動」をたっぷりきかされたのだろう。



 「硬派な本にしましょう」
と、きっぱり言ってくださり、
 実際にケレン味のない、私からみて悔いの残らない本に仕上げてくださったカナリア書房社長の佐々木紀行さんに感謝。


 私にも悔いが残らないし、登場する関係者の方々にも恥ずかしい思いをさせることはないと思うのだが(家族親戚にもたぶん恥ずかしくないと思うが)、ただ「売れる本」かと言うと、ちょっと心配。大丈夫ですかカナリア書房さん。



(ちなみにカナリア書房さんでは12月ごろに早々に「出版依頼書」を作ってくださり、「原稿の催促だけして実際は出版しない」といった、この業界の一部にあるらしい悪しき慣行とは無縁の出版社さんです。)



 『認めるミドルが会社を変える』


 残念ながら、まだアマゾン検索にはひっかかりません。「プレゼントじゃなく買いますよ」と言ってくださった方々、ごめんなさい。佐々木さんによると、店頭に並ぶのはあす、3月4日ごろだそうです。




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