永遠の学びの世界、というものの存在を、このブログの読者の皆様は信じていただけるでしょうか。


旧CLS副代表を務め、今もNPO法人企業内コーチ育成協会の理事に就任したO氏。


私にとっては気心知れた「盟友」なのですが、かれが先日、「コーチング講座基礎コースB」に参加しました。



コーチング学習歴6年以上のO氏にとって、傾聴・承認・質問の「基礎A」の内容は、ほぼ体に染みついたお手のもの。日々、部下とのやりとりで使いこなしています。


もっとも、専門は経理であり、経営診断のような分野の勉強もし、決してコーチング一筋というわけではない。朝10時からほぼ日付が変わるまでの間、人材派遣会社の役員・マネージャーとして過ごし、部下の相談に乗ったり自分で資料作りしたり証券会社や監査法人とつきあったり、会議に出たりということをしています。

そういう毎日なのですが、「自分のベースはコーチング」というかれの確信は不思議と揺るがず、こうしてNPOの理事に返り咲いたり講座に出たりしているわけですが…、


そのO氏、「アサーション・フィードバック・叱り・強み発見・その他」という、当協会の基礎コースBに出席して言ったのが、

「ああ、新しい勉強をしました。

また、自分ではできてると思っていたところが弱ってきているのもわかりました。改めて勉強して良かったです」


O氏はもともとポジティブで、「貢献」に価値を置く、ソーシャルスタイルでいうとPとFの複合かなという性格なのですが、

(そういう性格でもないと正田と長年歩調を合わせられない?)


「承認」を比較的得意とする代わり、ネガティブな指摘をする、「フィードバック」や「叱り」などはどちらかというと苦手。


今回「基礎B」の受講で、「自分はフィードバックが苦手なんだとわかりました」と発言。

ただし、部下でこのところ成長に足踏みして十合目のうち二合目あたりで止まっていた女性には、

「まだ二合目だよ」

というフィードバックを最近かなり強くやり、

その後彼女は再度、十合目を目指すイメージを持つようになってきた、といいます。



そのあたりのもろもろの感覚について、O氏いわく

「今もコーチングは日々使っている。

この瞬間はこのスキル、次の瞬間はあのスキル、と無意識に使っている部分があるし、

うまくいかなかったケースをふりかえると、『あ、あのスキルを使ってなかったからだよな』と気づいたりする。

今回久しぶりの講座でまだ知らない、できてないスキルがあることがわかった。

また、できてると思っていたスキルも弱っている部分があった。

ずっと続く学びですね、これは」




たぶんそれは正直な言葉なのでしょう。


脅したいわけではないけれど、

コーチングをやめてしまうといきなり業績も下がるのも経験ずみ。

スポーツのようなもので、常に磨きつづけていないと落ちてしまうのでした。


O氏は、コーチングの専門家でなく、現場密着で、
「自分の最優先は(役員の)仕事」と言い切りながら、
6年にわたって地道にコーチングをやり続けるといううえにおいて、

私にとっては尊敬する友人なのでした。


そして今回また、

褒める・認める・叱る が人を伸ばすうえで有効とわかったうえで、

それを一つの人格に集約してやり続ける企業内コーチってどうよ、

と思いはまたそこに行くのでした。


「脳にいい人の育て方」などは、ハウツーとして出回っています。

でもそれを現実にやり続けることができるのはどんな人格の持ち主なのか。


ハウツーを切り売りして、「さあ、やれ」というのは本当に人道的なのか

…なんていう書き方をすると、また正田は戦闘的で、とお叱りを受けそうなのですが。