正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

タグ:子ども手当



★中学生以下の子ども1人当たり年間31.2万円がもらえるという、政策の目玉「子ども手当」。

一方で扶養控除の廃止で増税になるご家庭もあるとか、そもそもお金をもらいたいから子どもを産むの?とか、疑問も次々。

みんなは今、どう思っているの?


 結論も、正解も、ここではまとめません。 いま、「普通の人」の意見が熱い! 「大いに話し、大いに聴こう」が合言葉、老若男女だれでも気軽に参加できるあなたが主役のディスカッションの会、 「よのなかカフェ」に来ませんか?



「カフェ」はフランスで生まれた、新しいコミュニケーションのカタチです。

老若男女、世代も職業も立場も違う人たちが、喫茶店などに集まり、

一つのテーマについて議論します。

そこでのルールは、「大いに語る」「大いに人の話を聴く」のみ。


これまで7回の開催では、

「全然知らない人と話し、意見が聴けて新鮮」

と、大好評でした。

不思議なくらい、初めて会う人とも話ができる場所、

「よのなかカフェ」で盛り上がりませんか?



過去のよのなかカフェの模様はこちら

「『自分らしさ』vs『自己チュー』皆さんありがとうございました」(09年8月)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51509159.html
「シゴトって何のため?」(09年9月)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51516996.html


【日時】11月26日(木)18:30〜20:00

【会場】外国語・エアラインスクール テイクウィング
     http://www.takewing.co.jp/
〒658-0072
神戸市東灘区岡本1-13-13 アンサンブル足立ビル4F
TEL 078-436-0807
阪急神戸線「岡本」駅改札口正面 1F部分美容室「Salon de Okamoto」 洋菓子店「ケーニヒスクローネ」左隣

★学生のまち岡本商店街の真ん中、見晴らしのよいビルの4Fです。教会のような丸窓が特徴。


【対象】
すべての一般社会人、学生、主婦の方。
お子様も歓迎です。(注:中学生以下は保護者の方同伴のこと)


【ファシリテーター】
正田 佐与氏(NPO法人企業内コーチ育成協会)


【主催】
主催:特定非営利活動法人企業内コーチ育成協会
共催:外国語・エアラインスクール テイクウィング


【参加費】
社会人の方 1,000円
学生・お子様 500円

★お茶菓子つき


【お申込み方法】
事前お申込みが必要です。

NPO法人企業内コーチ育成協会 
TEL: 078-857-7055 FAX: 078-857-6875 e-mail :info@c-c-a.jp

まで、
・お名前
・ご職業(社会人・学生の別)
・メールアドレス
を添えて、お申込みください。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp 


 きのう(30日)の読売新聞朝刊で、

「仏労働者 民営化の犠牲」という見出しで、

フランスの民営化された通信大手、フランス・テレコムの社員の自殺が相次ぐこと、

同社の社員だけでなく、プジョー・シトロエン、ルノー、仏電力公社といった大企業で自殺者があとをたたないこと、などを報じていました。


 冷戦のため共産主義への対抗上、社会政策を充実させていたフランスが、
80年代半ば、市場型経済を導入。当時の担い手、ファビウス元首相は現在、

「冷戦勝利に酔って旧西側諸国が驕りを抱いた」


−この結果、資本主義の暴走に社会政策が追いつかなくなった、と述べています。



 今の資本主義諸国の労働問題は、グローバリズム、新興諸国の台頭だけでなく、冷戦の終焉にも端緒があったのでした。


 
 今、たとえば会社や役所の中で順調にキャリアを積み重ねている人でも、自分の子どもの代は若年者労働問題に巻き込まれるかもしれない。


 「勝ち組」にさえ入ればいいというものではない。貧富の格差が激しい社会では、富者の側もまたストレスレベルが高く、犯罪発生率も高いといいます。


 そういう、「すべてはつながっているし、自分にもつながってくる」という感覚をもちたいものです。




「よのなかカフェ」の打ち合わせを、岡本のテイクウィングさんでしました。

 テイクウィング代表の谷口さんと、仕掛け人に加わりたいというYさんと私の3名で。

 次回は11月26日(木)、

テーマは、「『子ども手当』で日本は元気になるの?」です。


 おじさん、おばさんが話し合う場を作りたい。厳密にいえば、何かの遂行のための「ディスカッション」ではなく、対話そのものが目的の「ダイアログ」の場として。



 
 
 『人を助けるとはどういうことか−本当の協力関係をつくる7つの原則』(エドガー・H・シャイン、英治出版)を読みました。


聡明な支援のプロによる、支援ということの諸相をくまなく掘り下げた本。

 コーチ、カウンセラー、その他相談や支援の仕事をする人すべてに読んでほしい本。


 ただし。


 正田のやっている「企業内コーチ育成」でいう「企業内コーチ」たちは、こうした「支援」の仕事をリーダーシップにどう組み込むか、を問われるのでした。


 水平関係の「支援」とリーダーシップ、個人のなかでのその両立は、もう一段階さらに複雑であります。




 そして、せまい経験の範囲ではありますが、

 それを成し遂げた人のもとに真の業績向上が起こること、

 また、企業改革の志は畢竟、個人にまず宿るものだということ、

 その個人をどう見抜いて有効に、過不足なく支援するかが、外部からの支援のあるべき姿だと、


 これは私の静かな確信なのです。


 自分自身の備忘録として、この本(人を助けるとはどういうことか)の巻末にある「プロセス・コンサルテーション10の原則」を引用しておきましょう。


原則1 絶えず人の役に立とうと心がける。

原則2 今の自分が直面する現実からけっして遊離しないようにする。

原則3 自分の無知を実感する。

原則4 あなたがどんなことを行っても、それは介入、もしくはゆさぶりになる。

原則5 問題を自分の問題として当事者意識を持って受け止め、解決も自分なりの解決として編み出していくのは、あくまでクライアントだ。

原則6 流れに沿って進む。

原則7 タイミングがすごく大事。

原則8 介入で対立が生じたときには、積極的に解決の機会を捉えよ。

原則9 何もかもがデータだと心得よ。誤謬はいつも起こるし、誤謬は、学習の重要な源泉だ。

原則10 どうしていいかわからなくなったら、問題を話し合おう。


 


神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 

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