21日に東京で行われた日本コーチ協会大会Coaching 2009のご報告 第一弾。
「職場のメンタル問題とメンタルタフネス経営」by渡部卓氏。
「今は大うつ時代と言っていいのです」と渡部氏。
大卒の1年以内離職の5人に1人はうつ病か適応障害。
「仕事でストレスを感じている」人は就労人口の72%。
就業者6400万人のうち「うつ」で業務能率の悪化は1〜2千万人にみられ、業務上のミス、判断ミス、ケガ、事故は4〜600万人に、また「うつ」が原因の退職、休職、休暇は80〜120万人に。
自殺は年間3万2千人。対して交通事故死は5千人。
「職場うつは発生対応、医療対応だけでは解決しない」と、渡部氏は言います。「発生対応だけでいいという会社は良くなりません」
予防がもっとも安価で効果的だがもっとも日本は遅れている、とも。
現在はハラスメント研修の依頼がもっとも多い、という渡部氏は、やはり「上司の役割」についても言及します。
「モチベーションブレーカー」の例として、
■ミスばかり指摘して誉めないタイプ。
■部下の相談を抱え込む上司のタイプ。
○飲むことだけで正面からコミュニケーションが出来ないタイプ。
■休みを取らない長時間残業に無頓着なタイプ。
●朝早く、遅くまでいるタイプ。
●アフター5・休日を無視するタイプ。
■ナルシストのタイプと有能すぎるタイプ。
■部下の賞賛をモチベーションにしている上司タイプは部下に関心がない。
■数字に出せとすぐに言う上司のタイプ。
■成功体験、昔の話ばかりのタイプ。
■ビジョンや戦略の話ばかりが好きなタイプ。
■部下に任せて、責任を取る気がない上司のタイプ。
・・・を、挙げます。
「予防が大事」。
さて、効果的な予防とは、この場合なんでしょうか…1つではありません…
セミナー後、正田はちゃっかり渡部氏とお名刺交換。
「今日はいいお話をありがとうございました。神戸で『承認』を核にしたコーチングの普及活動をしています」
「ああ、『承認』はすごく大事ですね」
神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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