これを言うとびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、


 NPO法人企業内コーチ育成協会の前身の任意団体、企業内コーチ育成団体コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)の、初代の顧問は、故鬼塚喜八郎・(株)アシックス元会長でした。


 
 不思議なご縁で、当団体の意図していること、育成してきた人物像、成果などをお話すると、顧問就任を快諾してくださったのです。



 鬼塚会長は、2006年のCLS主催のイベント「コーチング関西」の午前の部に基調講演され、そのあと午後の部も残って企業内コーチたちによるパネルディスカッションまでご覧になり、


「コーチングはわれわれの若い頃にはなかったが、素晴らしいものですね。感動しました!」


 と、言っていただいたのでした。



 教え子がほめられ正田はまたウルウル〜♪



 その当時から、「コーチング」といってもアメリカ生まれの「コーチング」に少し違和感をもち、


 日本人本来の良さである誠実さや思いやりをベースにしたもの、また武士道精神のような倫理性を加味したものを志向していたのでした。


 武田建・関学名誉教授のいわば「古武術のようなコーチング」を講座プログラムに取り入れているのもそれがありますし、

 現顧問である太田肇・同志社大学教授の提唱される「承認論」も、太田教授のオリジナルで、「日本発の組織論」として各国語に翻訳されています。



 また、現実に企業内コーチたちはそれで「異常値」とも呼べるような成果を挙げてしまっているのでした。



 思い切って、自分たちのやっていることを「コーチング」と呼ぶのをやめ、「企業内コーチ育成」と、よぶことにしたいと思います。


(もちろん、中身のコア技術は「コーチング」というコミュニケーション手法で間違いないです。しかも「コーチング」としても非常に正統的な「コーチング」をやっています。検索で「コーチング」でもヒットするように工夫したいと思いますが…、)



 「企業内コーチ育成」にはどんな特徴があるかといいますと、
 

■日本人の標準的な人格モデルに合ったもの。具体的には「承認」のスキルが大きなウエートを占める

■自分に厳しく、他人に寛容に という、日本古来のリーダー像に合ったものである。リーダーは自制的でなければならない。

■ある程度しっかりしたスキル習得が必要。研修の時間数や継続性、期間がカギ



 高い要求をしているようですが、実際にはこのやり方で習得し、「企業内コーチ」になっていただいたとき、日々の現実の事象に効果的に働きかけをし、プラスの変化を起こすことができるので、ご本人も「楽しい」ようです。


 中途半端な研修で、

「なあんだ、コーチングなんてセミナーだけのもので、有効じゃないじゃないか」

と、がっかりさせるよりも、相手の人生を本当に思いやっているといえると思います。

 だってこれに代替する手法というのは残念ながらないですから…。


 先日は、受講生さんからのメールで

「部下から『あのとき涙が出そうになりました』と感謝されました。正田さんのエネルギー源はこれなんですね」


 とあり、ああ少し受講生さんも幸せになってもらった、とまた嬉しかった正田でした。



 当協会では1日研修はしていません。1日でコーチングの(当協会でいう基礎コースAの)傾聴・承認・質問といった基本スキルを伝えたとき、色々と好ましくないクレームや問題につながりやすいようです。


 非営利団体をしていますと、色んなことが耳に入ってきます。
 あまりネガティブなことは書きたくないので詳述はしません。


 
 せっかく非営利で教育事業をしている、なんのためにしているんだ、と問いなおしたとき、社会的責任としてお客様の利益になることをやっていきたいのです。



 
神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp